月刊ショータ

元電通コピーライター。ずっと自称コラムニスト。著書『広告業界という無法地帯へ ダイジョーブか、みんな?』、『カウボーイ・サマー 8000エイカーの仕事場で』

2007-01-01から1年間の記事一覧

「まだ見ぬ娘への十箇条(続き)」

以下、娘に遺したい十箇条である。娘以外の女性にも有効な、ありがたい言葉なので、精読し、できれば暗記していただきたい。同時に、男女のことであるから、性の問題は避けて通れない、ということをご承知おきいただきたい。つまり、下ネタばかりである。 一…

「まだ見ぬ娘への十箇条」

人生とは実に皮肉なもので、いい人間になろうと努力している者が必ずしも異性からモテない。僕がこれに気づいたのは、成人してかなりの時間が経ってからのことだと思う。というか、つい最近のような気すらする。 女性について言えば、頭脳明晰で、六ヶ国語を…

「デブの日本人のおっさん」

もういい加減にしたらどうかと思うのだけど、英語とダイエット。一体、この二つの目的のためにどれだけのお金が使われ、そして、消えていったことだろうか。これを思うと、僕は、今までワタシの体を通り過ぎていった男たちに思いを馳せるクラブママのような…

「オノレらは、しないのかー!?」

ある土地について語る時、単なるお国自慢に陥ることなく、かと言って機内誌によくあるような、表層を舐めるだけの土地紹介に終始するでもなく論じようとすれば、その土地に一定期間住んで、しかも他所の生活も経験のある人間が最も客観的に語ることができる…

「僕には、無い」

僕にとって、心の底から愛しているのに、好きで好きでしかたないのに、いくら求めても飽き足りないのに、全然手が届かないもの。 音楽。 音楽について考える時、僕は片思いしている少年のような、もどかしい気持ちを禁じえない。 まず、僕の音楽遍歴について…

「ターカーシくん、あーそーぼっ」

恥を忍んで、生涯二度目の泌尿器科体験をしてきた。前回は、原因不明の「玉痛」で来院したが、それは今でも原因不明のままである。そのあたりのことは、以前に書いたので〇五年十二月号をご参照されたし。 さて、今回であるが、ここのところ仕事も結構忙しか…

「それは大人のものだ」

読売新聞の、しかも朝刊にこんなマヌケな「読者からの相談」が載っていたので、思わずここに紹介してしまおう。 「成人映画をコソコソ見る夫」 四〇代主婦 いい年して情けない (前略)相談は夫のことです。夫はマザコン気味ではあるものの、優しく、家族思…

「お前らになにがわかるっ!」

他業界の人には全く関係のないことなのだが、広告の世界には賞というものがある。それも、国内の地域のものもあれば、国際的なものまで多種ある。広告主に贈られるものもあるが、大抵は広告制作者、企画者に対して贈られるのである。 これが、なんともうまい…

「声に出して読みたいTとKの話」

今回の話は、男性ならわかりきっていることなので、興味のない方は読まなくても結構です。主に女性にとって有益な情報満載でお送りしますので、女性は可能であれば、おうちで、または会社で、声に出して読んでいただきたいと思っております。 女性の中には、…

「狼も豚も、ヨーシヨーシヨーシ!」

たとえば、親一人と腹をすかせた息子が三人いるとしよう。テーブルの上には肉まんが一つ。兄弟間でのジャンケンゲームをして、勝った者だけがその肉まんにありつくことができる。 しかし、三人の息子はライバルであると同時に兄弟でもあるから、事前に相談を…