月刊ショータ

元電通コピーライター。ずっと自称コラムニスト。著書『広告業界という無法地帯へ ダイジョーブか、みんな?』、『カウボーイ・サマー 8000エイカーの仕事場で』

2005-01-01から1年間の記事一覧

「男はいくつになっても、う○ことキン○マの話が大好きなのだ」

僕は数年前より、原因不明の下腹部の痛みに悩まされている。 具体的に言えば、左のタマが痛くて非常に不安だった。 「将来きっと必要になるタネに影響したらどうしよう」、「まさか変な病気では? 心当たりは……ない」と。 いつも痛いわけではないのだが、お…

「アホである。誇りである。」

「もうあかん やめます!」という大きな垂れ幕を店先に掲げている靴屋がある。看板には「店じまい 売りつくし」とある。ただし、ここ十数年、掲げているらしい。いい加減、垂れ幕も排ガスで煤けて年季が入っている。 高速道路の脇にあるマンション。一見普通…

「それって恋だぜ」

名古屋市で四十四才のアダルトビデオ製作販売店経営者の男が逮捕された。 よくある、なんてことないニュースだ。 当時十六才だった女子高生が出演している無修正ビデオをインターネット通販で購入し、それにボカシ処理を加えて複製し販売したという。 一体、…

「僕にはわからない」

お盆よりちょっと前に、家族揃って米国のワシントンDCとニューヨークシティへ、一週間の旅行に出た。大阪に住む僕は関空から飛び、東京にいる両親と兄は成田から、そして、ニューヨークに住む弟はレンタカーを運転して、DCで落ち合うという一大計画が遂行さ…

「男には、断じてしなくてはならないことがある」

先日、ちょっとした食事会に僕の両親らを招待することになった。 熱暑の関西での食事だから、僕は招いた全員に「ノータイ」を提案して、当然自分自身もノータイで行くことに決めていた。 初めにそういうルールを決めてしまった方がお互いに楽だろう、メシ食…

「何卒、ご理解ください」

尊敬する作家を挙げるなら、中島らも氏とチャック・パラニューク氏。好きな作家や、すごいなぁと思う人はたくさんいるが、尊敬となると、僕は東洋西洋で断然この二人を挙げる。 共通するのは「天才」ということ。しかも、変わり者という言葉では表現し尽くせ…

「叱られるのは分かっているが」

みなさんご存知の通り、金というものは権力そのものであって、この資本主義の社会においては、残念ながら、金を持てる者こそが正義になってしまうことが多々ある。日本とシナの関係だって、敗戦以降半世紀に渡って日本はペコペコ媚びへつらってきたわけであ…

「だってだって、だってなんだもん」

昨晩、深夜二時頃に先輩とゴハン食べていたら、隣の席にいた別の先輩男女から突然声をかけられた。 「なぁ、ショータ。男と女はどっちが尿道が長いと思う?」 何を深刻そうに話し合っていると思ったら、こんなことについて激論を交わしていたようだ。だが僕…

「シンジケートを一網打尽」

大阪地下鉄の御堂筋線に座っていた時のこと。電車が淀屋橋駅に入ると、僕の前に立つ人が携帯電話を使い出した。駅の周辺のみは電波が入るから、その瞬間を待っていたのだろう。 「おう、ワシや。……高槻で待っとけぃ」 プツッ。 たったそれだけ。 僕はなんな…

「時間一杯気持ちいいこと」

女性に「自分の彼氏や旦那が、風俗に行く人だったらどうする?」と訊いてみると、答えは二方向に分かれる。「素人と浮気されるくらいなら風俗に行くほうがまし」という穏やかな人と、「絶対イヤ! 二度とアタシ触らないでって感じ」というキビシイ人と。 前…