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月刊ショータ

元電通コピーライター。ずっと自称コラムニスト。2003年より書いていた月イチコラム「月刊ショータ http://monthly-shota.jp 」をhatenaに転載しました。そのため、一部お見苦しい点があることをご容赦ください。

「まだ見ぬ娘への十箇条(続き)」

column
以下、娘に遺したい十箇条である。娘以外の女性にも有効な、ありがたい言葉なので、精読し、できれば暗記していただきたい。同時に、男女のことであるから、性の問題は避けて通れない、ということをご承知おきいただきたい。つまり、下ネタばかりである。
一、【夢を語る男を信用するな】
デカい夢を語るばかりで行動しない男は周りにいないだろうか。本当の夢など、簡単に人には言えないものなのだ。たとえば、「いつか相武紗季とヤリてえなー」とか、人には言いづらいものなのだ。
二、【魂のない音楽を聴くヤツに魂など、ない】
SEAMOとか聴いてるヤツは許さん。そして、同じアーティストの、ファースト、セカンド、サードと、ちゃんと継続的に買っているか。ベスト版だけで知ったような気になっているヤツは信用できん。
三、【爽やかな男の定義を吟味せよ】
爽やかとは何か? そんな形容の人間がいるのか? 「オツムが軽やか」と勘違いしてないか? 天パーではいけないのか? ただサッカー部なだけではないのか? 身長にごまかされてないか? 彼が爽やかであっても、君にメリットはあるのか?
四、【アメフト部には近づくな】
大学時代に人生の頂点を迎えるような男は、オレは好かん! 完全に偏見、というか嫉妬だが。レイプ犯の予備軍くらいに思っている(京大アメフト部、帝京大ラグビー部、早大ラグビー部参照)。そうでないなら、センスの悪い横文字社名の会社を六本木に立ち上げて、芸能界にまで及ぶ人脈を駆使してビジネスを拡げ、挙句の果て、美人モデルと結婚でもするのだ。うわっ、思いっ切り成功してるやないか!
五、【寝た女の数を自慢するような男は、所詮下手クソだ】
良くないからこそ、次々ご新規さんを相手にできるだけで、上手ければお得意さんが放してくれないはずなのだ。
六、【車をコロコロ買い換えるようなヤツは、女も次々換える】
前項と関連するが、女と車は、男からすれば、同じ「乗り物」であると知れ。車ではないが、僕の先輩の吾妻さん(仮名)がコンパの席で「女なんてエロビデオと同じだ!」と豪語して顰蹙を買ったそうだが、ある意味、その通りなのである。しかし、僕は、お気に入りシーンは結構何度も見るタイプだ(クソの自慢にもならないが)。
七、【内股で歩く女を、男はかわいいだなんて思っちゃいない】
変な歩き方してると脚も曲がるし、姿勢も悪くなる。そんなことでは、それレベルでよしとする男しかついて来ないのだ。颯爽と歩き、そして……
八、【抱かれるな。抱きにいけ】
セックスは、させてあげるものでも、してもらうものでもない。したい時は、自分の意思で選択し、狩りにゆけ。狩りの際には、終電とか履いてきたパンツの色柄とか顧みるな。そして、するならするで……
九、【草食動物のようなセックスをするな】
それがどういうもんかよくわからないのだが、喰うか喰われるか、殺すか殺されるか、みたいな生命の一瞬の輝きを見せてもらいたいものだ。セックスに対する真摯さ、探究心を持った求道者をスケベの一言で片付けるべからず。大事なことなのだ。最終的に、受益するのは、女性なのだから。
最後に……
十、【オナニーを恥じるな】
自炊をする。自習する。学費を自分で工面する。若い人にとっては、これらの行為と同等にエライことであると思い知るべし。自炊、自習、自活、自慰を「人生の四大訓練」とする。
以上の十箇条を心に刻んで、長い人生の中の短い青春期を歩めば、これらを知らない者たちよりも、断然の差があることは間違いない。それは飼い猫と野良猫ほどに、人生に元々の差があると考えていい。
念のため言っておくと、僕に娘が生まれるような、そういう予定は全くありません。
(了)